校歌

こちらからお聞きください。
♪♪ヒカルスミレ♪♪


 八王子西特別支援学校の校歌は、東京都八王子市ソング「ぼくらの八王子」を作曲した谷口 國博氏(通称 たにぞう)の作詞作曲によるものです。

 本校の校歌は、たにぞうさんが一日過ごした学校で、子供たちとかかわった体験から生まれた曲です。校内には、いろんな子供たちのいろんな笑顔、いろんな先生たちのいろんな笑顔との出会いがありました。


 教室への移動中、一人の生徒が水筒を落とし、床が水浸しになった時、何も言わず駆け寄った仲間たちの手には、ティッシュやハンカチが・・・。
 「だいじょうぶだよ」そんな優しさに触れ、笑顔をとりもどした友。
 学校生活の中で学びあい、支えあう友との絆があれば、つらいことにも負けないで笑顔で歩いて行ける。そんな学校生活の学びを描いたものです。


 タイトルであり一番の歌詞にある「ヒカルスミレ」は、学校の花である「タカオスミレ」と掛け合わせ、輝きに満ちた子供たち一人一人の姿を表現しています。
 また、歌詞の二番にある「あおいろのとり」は、高尾の山の川沿いなどで見られる八王子市の鳥「オオルリ」であり、社会に羽ばたく子供たちの姿を意味したものです。


 制作者は、子供の視点のみならず、保護者の視点も踏まえています。卒業式で流れるこの歌を聴く保護者が、長い間子育てに苦しんだり泣いたりした時もあったけど、笑顔に支えられて頑張ることができた。子供たちが巣立っていく姿を見て、今は最高の笑顔になれる。そんな作品にしたい。
さらに、校歌の歌詞が分かって覚えた子供たちが、親しみ登った高尾山で、何気なく咲くタカオスミレを見つけた時、タカオスミレが日の光に当たって輝く瞬間をヒカルスミレと感じられたら・・・。そんな思いも踏まえています。


 歌詞にある「ぼく」は、子供の歌では性別を固定するものではなく、男女関係なく使うことができます。歌詞として、「ぼく」は、「わたし」より、メロディーラインが強く入り、湧き出た気持ちが表現できます。
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